どもども、たまにマッチの「愚か者」を口ずさんでいる、くりしんです。
ジェネレーションギャップを全く気にしない書き出しですみません。
ほんとうは「情熱★熱風せれなーで」のサビが好きなんですが、ね。
あ、元たのきんトリオの近藤真彦のことです、マッチ。
そうそう、55歳で歳年長のジャニーズ事務所所属タレントです。
1987年の元旦に発売された23枚目のシングルです、「愚か者」。
昭和ですな、昭和。
閑話休題。
さあ、さあ、本題に。
ここ数回はインタビューを「盛り上げる」テクニックをお伝えしてきました。
盛り上げていくことで芽生えるのは信頼関係です。
「つまりはその体験がいまの成功につながっているわけですね」
「そうそう、あの経験と学びがなかったらいまはないんですよ」
「感謝しかないですね」
「うん、本当に感謝しかないよ」
ってなやりとりは「創業者」や「アスリート」のインタビュー中に交わされがちなんですが、ここまでフランクに、そして「打てば響く」ような空気をつくれたら「信頼」を勝ち取ったといえるでしょう。
話し手が「うんうん、この人は私のことを分かってくれている」となれば、こっちのもの。
実はその手ごたえを感じたときこそチャンスなんです!
何のチャンスかって?
ほら、すぐ人に訊こうとするんだから。
それだと、聞いても右から左ですよ♪
考えなきゃ。
インタビューは佳境に。
いよいよ核心に迫る、となったときに
わざと「なにもわかってない」ふりをして質問する。
そうなると話し手は「もっと自分のことを知ってもらいたい」モードに入っているので、
「きちんと教えてあげよう」
「わかりやすく説明してあげよう」
という心理が働くんですな。
その結果、会話はもっと盛り上がる。
相手がこれまで誰にも話していないことを口にする可能性が高まるんです。
わかりますか?
聞き手に「もっと気に入られよう」という心が生まれてしまうと、表層的なインタビューになりがちなんです。
それこそ本当に「愚か者」。
”私を消せない”インタビュアーなんですな。