どもども、焼き肉のタレはアサムラサキ「肉どろぼう」が好きな、くりしんです。

 

「ロクヨンではなく、ハチニ」の回で最後にこう書きました。

 

下手なインタビュアーはガマンできずに、すぐに「トークどろぼう」しちゃうんです。

 

この話をね、今回は掘り下げてみよう、と。

 

まあ、タイトルを見れば、それがイケナイことだとはわかると思うんですが、

 

どろぼうしておきながら「気がつかない」ってことが問題なんです。

 

もはや無意識とすら言えます。そこまで断言しちゃうと

 

「私にだって意識ぐらいはありますぅ。相手の話の途中で言葉をはさんでしまうのはNGです、絶対にぃ」

 

なんて反論されるんですが、それは反論にすらなっていません。

 

いいですか、下記のやりとりをご一読くだされ。

 

A 「昨日、はじめて一風堂に行ったんだ」

B 「うそー、昨日がはじめて?」

A 「うん」

B 「ずっと福岡住んでて、なんで今まで行かなかったの?」

A 「いや、なんとなく」

B 「ぼく、月に2回は行くけどね。辛もやしが好きで。チャーシューも美味しいよね」

A 「あ、うん、確かに美味しいよね」

 

これ、Bがどこから「トークどろぼう」をしたか分かりますか?

 

「相手の話の途中で言葉をはさんでしまうのはNG」っておっしゃるあなた!

 

「ぼく、月に2回は行くけどね~~」

からだって?

 

いやいや、最初からです。

 

次はどうでしょう。

 

A 「昨日、登山だったんだよ」

B 「雨、大丈夫だった?」

A 「うん、午前中であがったんで、なんとか」

B 「頂上からの景色はきれいじゃなかっただろうけどね」

A 「うん、まあね」

B 「ああ、今年、まだ1回も山に行けてないんだよね。みんなで楽しく飲んだんでしょ」

A 「いや、車で来てる人も多くて……」

B 「ええ? 登山のあとに飲まなかったの? もったいない。そんなんで楽しい?」

A 「ま、まあ……」

 

ちょっとイヤミなBですよね。

 

でも本人は気が付いていないパターン。

 

これはどこから「トークどろぼう」しているでしょうか。

 

もう分かりますよね。

 

てなわけで、結論。

 

相手の会話を奪う、トークどろぼうは何をもたらすのか。

 

①相手が伝えたかったことにたどり着かない

②相手を不快にさせる

③相手は話したくなくなる

 

だから、あなたがインタビュアーならば「トークどろぼう」は厳禁なんです。