どもども、20年ちかくモノカキをしています、くりしんです。
みなさん、文章がうまくなりたいんですよね。
あなたにだけ、あなたにだけですよ、こそーっと教えます。
「書く」クオリティに劇的な変化が起きるのは「聞く」レベルの向上です。
うん? ちょっとわかりにくかったですか?
簡単には教えたくなくて、ちょっと意地悪しちゃいました。
端的にお伝えしましょう。

文章がうまく書けない。
それはうまく聞けてないから。

文章を生業にしている方は、薄々勘づいていらっしゃったはずですな。
取材が終わって情報を整理し、いざパソコンに。
書き出してみたものの、なんだか筆(タイピングだな)が進まない。

あれれ、おかしいなぁ。
インタビューは90分もしたし、けっこういろんな話をしてもらったはず。
でも、手が止まってしまった。
うーむ、とにかく書かなきゃ。
関連情報をネットサーフィンしてみるか、ポチッとな。
おうおう、あったあった、この話、この話、ラッキーやん。
この言葉を少し書き換えて、ドラマティックに見せれば問題ないな。

なーんて、モノカキとしてのタブーを犯しながらも何とかゴール。
って、これはゴールでも何でもありませんから!
書く(正確には「打つ」かな)手が止まった原因は「あなた」にあります。
それはインタビュイー(インタビューされる人のこと)から、読者に伝えるべき情報を聞き出せていなかったからです。
そんなその場しのぎの文章で、人の心を動かす(=うまい文章)ことはできません。

うまい書き手は、うまい聞き手でもある。

そういうわけで、大切なのは「書く」より「聞く」なんですよ、はい。