相手の話に耳を傾けることに、いつも全力を注いでしまいます。
「なるほど、そうなのか」と自分の中で考えながら聞いているうちに相手が話し終えてしまい、変な間があいてしまうことが多いのです。早く次の質問をしなければと思い、事前にメモをしてきた質問を投げかけると「それ、さっきもちょっと言ったけど」とか「だいぶ話が飛びましたね」なんて言われてしまう始末……。なかなか、相手が話していることを瞬時に要約して次の質問につなげられません。
なにか、訓練方法はありますか?
聞
相手の話に耳を傾けることに、いつも全力を注いでしまいます。
「なるほど、そうなのか」と自分の中で考えながら聞いているうちに相手が話し終えてしまい、変な間があいてしまうことが多いのです。早く次の質問をしなければと思い、事前にメモをしてきた質問を投げかけると「それ、さっきもちょっと言ったけど」とか「だいぶ話が飛びましたね」なんて言われてしまう始末……。なかなか、相手が話していることを瞬時に要約して次の質問につなげられません。
なにか、訓練方法はありますか?
答える人: 栗田真二郎
訓練ってすごいですね。
それならまずは腕立て伏せと腹筋100回3セットを毎日続けましょうか。
なーんてね、冗談ですよ、冗談。
さて、こっちは冗談ではなくて、
根本的な話をしましょうか。
ショックを受けないでくださいね。
そもそも、あなたは何を聞いているのでしょうか。
何にフォーカスして聞いているのか、ってことです。
インタビューにはテーマとゴールがあると思います。
もしかしたら、そこがはっきりしていないのかもしれません。
「まさか素人じゃあるまいし。何に言っているんだ、くりしんのバカ野郎め」
そう心で思ったあなたは、はっきりしているとは思いながらも、関係ないムダな話もしっかり聞いてしまっている。
たぶん、優しい人なんですね、うふふ。
ゴールはテーマの集約です。
まずは「テーマにあったキーワードを耳で拾う」ことを意識しましょう。
例えば「健康」がテーマであれば「生活習慣」「食生活」「睡眠」などの関わるキーワードがありますよね。
信じられないかもしれませんが
「やっぱり生活習慣なんですね」
「はあ、食生活ですか」
「睡眠がカギなんですね」
とキーワードを繰り返すだけでいいんです。
そのあとにわざと「沈黙」をつくるのもテクニック。
そうすると相手は「もしかしたらうまく伝わっていないんじゃないか」と不安になり、キーワードについてさらに掘り下げて話してくれます。
相手はもっと教えたい、もっと理解してほしいと思っているからです。
そうなると勝手に相手があなたに伝えたくて要約してくれます。
便利でしょう?
せっかくなんで、もっとはっきり言いましょうか。
あなたはまだ「インタビュー=聞く」の世界の囚人ですなぁ。
「ああ、聞かなきゃ、聞かなきゃ」ってね。
A.答えを見る
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