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[聞く力]

No.15

Q&A

「聞く力」を鍛えるためにお答えします。

Q.ハンドルさばきが上手になりたい!

話が進んでいくと、どんどん脱線してしまう人がいます。

とっても楽しそうに話しているのでしばらくは聞き役に徹してみるのですが、「そろそろ次の質問にいかなければ……」とハラハラします。「でも相手の話の腰を折るのは悪いし……」と悩んでいるうちに、その焦りが伝わってしまうのか「聞いてる?」と言われ、結果、不機嫌にさせてしまうこともしばしば。

いつだったか、聞き役に徹するあまり本来なら1時間で終わる取材に3時間かけてしまったこともあります。

どうすればインタビューのハンドルをうまく握ることができるのでしょうか。

 

A.質問をリセットする

答える人: 栗田真二郎

うふふ。

もしインタビューの運転免許があったら、

いくら払ってでも欲しいところでしょうか。

 

なぜ脱線するのか。

なぜでしょう。

考えたことはありますか。

もしかしたらインタビューの主旨が、

はっきりと伝わっていないのかもしれませんね。

だから、関係ない話を続けてしまうのかもしれません。

あなたから見れば「関係ない」かもしれませんが、

相手にとっては「大あり、関係あり」とすれ違っている。

スタートを間違った可能性がありますね。

 

インタビューの冒頭に

今日のテーマ、読者ターゲット、聞きたいこと、ゴールをはっきり伝えたかどうか。

あまり信じられないかもしれませんが、

インタビューを受ける側は掲載媒体どころか取材主旨すらも認識していないことは多いんです。

 

で、そこがきちんと伝わっていれば、話が脱線したときに、

「なぜ売れているのか。それが今日のテーマですが……」

と切り返すことが簡単なわけですよね。

 

脱線してしまうのは基本的に話すことが好きな人だからです。

ただ、頭の回転がはやい、もしくは飽きっぽくて話題があちらこちらに飛んでしまう。

 

軌道修正するにはテーマ、もしくはそれに関わるキーワードを軸に「質問をリセットする」こと。

「ちょっと話は戻りますが、先ほどの●●についてもう少しお聞かせ願えませんか」

といった言葉を添えれば、相手の機嫌を損ねることはありません。

 

答えが「長い」相手はサービス精神が旺盛な証拠です。

少ない質問でも話は盛り上がるでしょう。

ただ、会話の主導権を握るのはなかなか難しい。

とくに抽象的な質問をしてしまうと、

理解してもらうためにいろいろな角度から説明しようと必死になるので、

話が長くなってしまいがちです。

なので、

「好きですか?嫌いですか?」

「このサービスのポイントをずばり3つあげてください」

というふうに質問は明確な言葉で投げかけるといいですよ。

 

逆に、まったく話さない人にはどう対処すればいいか。

それはまた、いつかどこかで。

免許取得のための教習はまだまだ続きますよ。

 

 

 

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[聞く力] No.16

コラム

「聞く力」が欲しいあなたへ。

会話が弾むか否かは「聞き手」次第

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Q.共感しているつもりなのに……。

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