どもども、初対面では基本的には自分から話さない、くりしんです。

でもね、インタビューではそうはいきませんので演じます、はい。

さて、前回、またもやエラソーに「話は整理しながら聞く」なんて、上からレクチャーさせていただきました。

今回はその続きです。

 

インタビューで「話の流れ」はとても重要です。

流れがよければたくさんの欲しい情報が引き出せますが、ギクシャクしてしまうとプツリプツリと途切れてインタビュー自体が断片的になってしまう可能性もあります。

うまく導きながら流れをつくっていく。

そのために話を整理していくことは欠かせません。

うまくいく。

そのため必要なのが前回の最後にサラリとお伝えした「くり返し」「言い換え」「確認」というテクニックです。

例えば、話し手が「鈴木さんに出逢ったことが商売の転機だった」と話したとします。

そこで「くり返し」は「鈴木さんとの出逢い。それが商売の転機だったのですね」。

そのままの言葉を使う。

いわゆる”オウム返し”です。

「言い換え」は「鈴木さんと知り合ったおかげでビジネスの状況が変わっていったんですね」というふうに、意味は変えずにより自然な言葉に置き換える。

「くり返し」と「言い換え」は相手の話を、言葉もしくは意味を変えずにをそのまま返す技法です。

これは次の質問に詰まりそうになったときに有効なのでうまく活用しましょう。

 

「確認」は要約です。

「鈴木さんに出逢ったことが商売の転機だった」

「今のビジネスは鈴木さんがいなければ成功しなかったんですね」

ということ。

 

この「確認」は特に話が長い人に有効です。

うまく要約するには5つのポイントがあります。

●何を伝えたいのかアンテナを張る

●話のなかの頻出ワードやキーワードに注目する

●できるだけ簡潔にまとめる

●前置き、背景説明、例、具体的な数字などは省く

●論点と関係ないものは要らない

 

てなわけで、例題です。

「あのね、あれは確か5年か6年前だと思うんだけど、そのとき付き合っていた女性がね、俺にいきなりビンタしてきたわけさ。でもさ、こっちはビンタされる理由はいくら探してもないわけ。けっこうな衝撃でしたよ。あのさ、観光地のお土産屋さんにあるでしょう、大きな木製のしゃもじ。筆で字が書いてたりするやつね。朱筆が目立つやつ。あれでほっぺたをバーンって殴られた感じかな、例えるなら。手をアタマの後ろまで振りかぶって、さらには腰も横回転させちゃってたから相当なもんよ。俺のメガネがはるか彼方にぶっ飛んじゃったからね。ほっぺは熱いし、首はなんだか痛いし。たぶんムチ打ちだよね、軽いムチ打ち。それぐらい青天の霹靂だったね、今回の一件は。こっちは何も悪いことしてないからね。それなのに向こうは、当然だ、みたいな強気の態度を崩さないわけでしょう。なんなんでしょうね、まったく」

さて、要約するとどうなりますかね、うふふのふ♪