どもども、生まれつき字が汚い、くりしんです。
決して努力しなかったわけではないんですよ。
書き方とか、書き取りとか、毛筆とか、硬筆とか、学ぶ機会はあったんですけどね。
まあ、今はパソコンという便利なものがありますので、こうやってエラソーに書いてます。
ごめんなさいね。
さて、今回はちょっと役に立つ話ですよ(これまでは違うんかい!)。
もう、オイラぐらいのベテランになるとインタビュー中にメモはほとんどとりません。
一応、レコーダーも持っては行きますが、よほどのことがない限り聞きなおすことはありません。
あえてメモをとるとすれば、耳慣れない言葉や重要な数字ぐらいでしょうか。
だいたい頭の中で整理してプロット(話の筋道)を立ててしまうんですな。
それをインタビューの最後に箇条書きして、その日のうちに粗原稿を書き上げます。
書籍の原稿や5000字を超えない原稿であれば。
どうです? だいぶんエラソーでしょ?
「自慢ばかりで役に立たないじゃないか!」
はいはい、すみません。
じゃあ、駆け出しライターのみなさん、ご自身の取材ノートをカバンから引っ張り出してみてください。
そして、開いてみてね。
メモの取り方で性格がわかる!
なんて、心理学的な話ではありません。
ああ、気が付けばノートの文字が左右上下に偏りが!
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でもありません。
ある人は”ライク・ア・速記者”で整然と略語なんかも駆使しながら記しているかもしれません。
また、ある人は”ライク・ア新人記者”で、あらかじめ質問を書いておいて、その下に答えをメモしているかもしれません。
またまた、ある人は”ライク・ア・くりしん”で、読みなおそうと思ってもかえって読解に時間がかかってしまう文字が這っているかもしれません。
はい、ここからが大切なポイントです。
試験に出ますよ。
ウソですよ。
ただね、取材が終わったあとに原稿が書きやすくなる。
ずばりノートの整理術です!
具体的にどうするか。
教えちゃうよ。
ノートのページ。
だいたい縦に三等分していちばん下の三分の一の境に横線を一本引いてください。
はい、それでおしまい!
でね、上の三分の二は今まで通りメモをとってください。
下の三分の一は「まとめ」に使う。
話を整理するスペースに使うんですな。
キーワードを書き留めるもよし、プロットを書き留めるもよし、重要な言葉を書き留めるもよし。
そうするとインタビュー中に文章の骨格ができてきますよね。
「主旨」「読者」「目的」という「線」で捉えると足りない部分も見えてくる。
足りない部分が補完できたらインタビューはおしまいってことですな。
そうなれば、もう書くときに迷わない。
てなわけです、はい。