今回は「スター・ウォーズ」シリーズの原点とも言われているこちら。

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ジョージ・ルーカス監督が「出会ってから30年というもの、この本は私を魅了し、インスピレーションを与え続けてくれている」と言っているそうです。

さらに、こちら。

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以前にも取り上げたことがありますが、物語の構造に関する本を読んでいくと結構な確率で「スター・ウォーズ」の話が出てきます。それはおそらく「千の顔をもつ英雄」が小説作りを語るうえで欠かせない存在であり、これを参考にした「スター・ウォーズ」は物語の構造的に非常に学びやすい存在なのでしょう。

本来は「千の顔をもつ英雄」で研究されている神話学をもとに、クリストファー・ボグラーがテクニックとしてまとめた「神話の法則」がわかりやすいようなのですが、こちらは絶版のため「神話の法則」を解説している「ストーリーメーカー」(大塚英志)を参考にしました。

 

もうおわかりかもしれませんが、世の中の神話を調べ尽くせば、おおよその物語には共通の要素がある、というお話しです。

 

その要素というのが、こちら。

1日常の世界

2冒険へのいざない

3冒険への拒絶

4賢者との出会い

5第一関門突破

6仲間、敵対者/テスト

7最も危険な場所への接近(さらに複雑化する)

8最大の試練

9報酬

10帰路

11復活

12帰還

※「神話の法則」より

 

これを、ジョーゼフ・キャンベルが著書の中で示した3つのステップにわけるとこうなります。

 

1~5 出立

6~9 通過儀礼(イニシエーション)

10~12 帰還

※3つのステップに関してはこちらでも解説しています。

 

この1~12の要素、実は以前紹介した「物語がもつ31の機能」にも共通しているのです。

ちなみに31の機能を三つのステップにわけると…

 

1~14 出発

15~19 通過儀礼(イニシエーション)

20~31 帰還

 

何のこっちゃ、ですね(+o+)

次回は、神話の法則で説かれている12の要素を、人気作品にあてはめて考えていきたいと思います。

するとあら不思議!

クロスワードパズルを解いているかのように気持ちいいくらいはまっていくのです。

さて、何の作品がいいかなあ。

 

……それより、私はそろそろ「スター・ウォーズ」を見てみようと思います。